ノーベル賞
こんにちは。
河野です。
今年のノーベル賞の発表がありましたね!
残念ながら、医学生理学賞、物理学賞、化学賞では2017年度は日本人の受賞はなかったです。最近はほぼ毎年受賞していたので今年もどなたか受賞するだろうと考えていましたが。。。
そして、前回のブログに記載した、MRIによって脳の血流動態を観察するfunctional MRIを開発された東北福祉大学の小川誠二特任教授も今回も残念ながら化学賞受賞ならずでした(T_T)来年に期待していますっ!!
その化学賞に関してですが、今年は体内時計(概日時計、概日リズム;サーカディアンリズム)に関することでしたね。
小学校か中学校の理科の授業で習った記憶があります。臓器全てが昼と夜を認識して、24時間周期となっているようです。
ここで、私は「あれっ??」と思いました。テレビなどでは体内時計は25時間周期になっていて、一日で少しずつずれがあるから自分で時間を修正しなくてはいけないと記憶していたからです。
この件について調べてみると、どうやら最新の研究の見解では、平均24時間10分くらいとなっていて、ほぼ24時間でいいみたいで、25時間説は間違いのようです(-_-;)
話が脱線しましたが、今回の化学賞の受賞はキイロショウジョウバエから睡眠と覚醒に関する、とあるたんぱく質を遺伝子レベルで特定したという重要な基礎研究みたいです。
物理学賞の重力波のようなトレンドではないですが(本研究は30年以上も前)、睡眠に関するとても重要な研究のようです。
特に最近は海外旅行などによる時差ボケやスマートフォンや携帯電話の画面から出るブルーライトの影響によって体内時計に狂いが出ると言われています。せっかく夜なのに光を見ると、覚醒していると脳が勘違いして、とあるたんぱく質が作られたり、作られなくなったりとなってしまうと睡眠障害や行動が夜型になったりしてしまうようです。
でも、医師や看護師さんの夜勤、鉄道の線路の点検・新幹線の道路輸送(テレビの特集でたまにやっている豊川から浜松の工場まで運ぶやつです。職人技が光るあれ大好きです!)、いつもお世話になっているコンビニの店員さんなどのように夜に仕事をしなければいけない人がいることも事実だと思います。
私も大学病院時代に夜勤をやっていましたが、2~3時間しか寝られなくて疲れるけど次の日の朝9時に仕事が終わってそのまま高鷲スノーパークや鷲ヶ岳まで自分で運転してスノーボードやりに行ったけど夜寝ると次の日はすぐリセットできていました。
あの頃は若かったし、体力が有り余っていました(^^♪ 今はさすがに次の日のことを考えると無謀なことはできないですね・・・。
ふと思い出しましたが、50歳近いおじさん技師の先輩は夜勤の翌日ではなくて、翌々日が一番えらいと言っていましたが、その頃は年を取りたくないものですね~なんて他人事のように言っていましたが、今考えてみると、まさしくこの体内時計の狂いなのかと思いました。
そして、個人差はあるとは思いますが、年を取ると体内時計をなかなか元に戻すのが難しい(翌々日が一番えらい)と言うことをおじさん技師が実証してくれました!!ありがとう、おじさん技師っ!!
最後になりましたが、完全な私見ですが、今年のノーベル化学賞の選考委員の人達の睡眠は大事だよという人類への警笛だったのかも知れませんね。
ということで私の睡眠は深い方ですが、今回の(も??)ブログの締めの言葉はうまくまとまらず、かなり浅い内容となっておりますことをお許しください(T_T)