時のたつのが早いこと
コラム
すっかりご無沙汰しております。日々診療に追われなどという言い訳はしません。ただ更新をサボっていただけです。でも少し往診が増えてきましたので、外来が終わってからの時間が少なくなっているのは事実です。また、私自身がバセドウ病という非常に疲れやすい病気になってしまい、いつも往診から帰ったらそのまま朝までねていたなんていうこともしょっちゅうです。しかし医者が健康でなくては話になりません。癌を克服し、今は健康そのものの父親を見習わなければ。話は変わりますが今年は猛暑で大変でした。高齢者の方々が体調を崩され、熱中症や肺炎のオンパレード。フル活動で抗生剤や補液をもって往診していたのがつい昨日のようです。
また岡崎の花火を、熱中症から腎障害を生じた古株の患者さんに点滴をしながら一緒に見たのも今となっては思い出深いです。そんな大変な夏をなんとかやりすごし、秋には毎年恒例?の伊豆
お魚採集に行ってまいりました。土曜日の診療が終わってからですので、伊豆に着くのは夜の11時過ぎ。その日は飲んでねるだけ。メンバーは熱い(暑苦しい?)ハートの元自衛官の石川先生と、中年層の女性に圧倒的人気の芦刈先生です。その日は大雨の翌日で海がにごっており全く魚影が確認されず、釣りでの勝負になりました。三人で帰りの運転をかけた勝負となりました。私と芦刈君が順調に念仏鯛、黒星天竺鯛を釣りあげる中(通常の釣りでは外道のこれらの魚ですが、私たちは食する魚狙いではなく観賞用ですので、これらの魚はきれいでうれしいのです)、石川君には全くヒットなし。勝負あったかにみえたその時、石川君に大きな当たりが。釣りあげると
明らかに今までの魚と違う大きさ、形。「先生、この魚なんですか?」と糸がついたまま石川氏は魚を私の鼻面に。私は何の魚かわからず、どれどれとその魚に不用意に触れた瞬間、右手に電撃が走りました。最初は何が起こったかわからなかったのですが、どうも刺されたらしい。尋常な痛みではありません。私が大騒ぎをしているのを尻目に二人は口だけは「ダイジョウブデスカ」と言っておりますが全く気持ちがこもっておらず、自分の釣りに没頭しております。私はどんどん腫れて痛みが増してきている右手を眺めながら相棒たちはあてにならないと確信し、近くに公共の温泉があるのを思い出しました。魚の毒はぬるま湯につけるのが一番効果的なのです。あわてて温泉に手を突っ込むとなんと熱湯でした。チャンチャン。
更に痛みは増し私は戦意喪失し、帰りの車の中でも口数は少なく・・・・。お二人は帰りの車中でも「本当に毒とかあるんですか?」などと散々私が大げさマンのような口ぶりです。持ち帰りましたよ。その刺した魚を!家に帰って図鑑で調べたら正体はアイゴ!背びれに毒あり。要注意ですって。翌日仕事の合間にお二人にほらっと図鑑を見せたところ大笑いされておりました。しかしアイゴに罪なし。今ではラピスの水槽でスクスク育っております。そんなことがあった季節もすぎ早くも12月。今は患者さんから駐車場が足りないとのお叱りをうけ、時間があれば近くの地主の人に借りれる土地がないか聞いております。なんだかな~。どなたかこの近くで駐車場にする良い場所を知らないでしょうか?ご一報を。とりとめのないお話しで申し訳ありませんが、今後も不定期更新させていただきます。1年に3回以上と低い目標とさせていただきます。ではまた。