骨密度検査
骨密度検査とは
当院では大学病院、各地域の基幹病院、製薬メーカー等の研究機関に最も導入されている米国ホロジック社のDiscoveryという装置を使用して骨密度測定を行っています。
腰椎と大腿骨近位部で「DEXA(DXA);dual-energy X-ray absorptiometry法」と呼ばれる2種類のX線を使った骨密度測定を行っていますので、他の骨密度測定よりも信頼度が高いと言われています。
女性の骨量は閉経を迎えると減りはじめ、加齢とともに減少が進みます。女性は誰もが骨粗しょう症になる危険性を持っています。
検査方法
ベッドに横なり、数分で撮影は終了します。また、X線を用いていますが、とても少ない被ばく線量で検査を行っています。 腰椎や大腿骨近位部に人工関節などの金属がある場合などには前腕骨での測定も可能です。
解析結果
骨密度測定の解析は、「YAM;Young Adult Mean(若年成人平均値)」を用います。20~44歳の若い人の骨密度の平均値を100%として、現在の自分の骨密度が何%であるかを比較します。
DXA法により、カルシウムやリンといった骨量を抽出し、その骨密度をYAMと比較するといった形です。 その結果、YAMが80%以上は正常、70~80%は骨量減少、70%未満は骨粗しょう症の可能性が高くなります。
骨粗しょう症は「いつの間にか骨折」を引き起こしてしまう一番大きな要因となります。 測定した解析結果をお渡し致します。現在の骨密度、若い人と比較した値(YAM)、同年代と比較した値が記載されます。